7月19日㈪ 世界的エアレース・パイロットの室屋義秀さんが飛行機で新潟県内の空に大きな笑顔のマークを描いてくれました。
室谷さんは全国各地でこのフライトを実施していて、新潟県は8か所目だそうです。
この日、上越、柏崎、長岡、燕三条、新潟（南）、新潟、新発田、村上の上空に、それぞれ直径約一キロメートルのにこちゃんマークを描くというプロジェクトでした。
これはコロナ禍で、うつむきがちな生活になりますが、少しの間だけでも空を見上げてリフレッシュしてほしい。という想いを込めてフライトをしてくださるということで、フライトイベント中はYouTubeでも配信されていて、私もそれを視聴しており、ナビゲーターの方の話によると、
優雅に描いている様ですが、これはとても繊細な操縦技術が必要で、平面に見えるにこちゃんマークではありますが、地上からの見え方を計算してあえて角度を出して描いているそうです。
顔の輪郭となる〇も始まりの点と終わりの点が重なる様に飛ぶのも非常に難しいことで、しかもコクピットからは自分が描いた線はほぼ見えないらしく、相当高度なフライトテクニックで描いているのだとか！
そして、高度3千メートル上空という富士山の頂上くらいの高さに描いているという事だそうですが、この日は真夏日で、室谷さんの乗っている飛行機のコクピットは40℃を越える暑さになっているのではないかと、話していました。
本当に尊くて頭が下がりますが、この日ばかりは下げていては見ることができません。
私は長岡市の上空に描かれたにこちゃんマークをリアルタイムで見るために、到着時間前に外に出て空をキョロキョロ。
飛行機の音は聞こえるのですがどこに飛行機がいるのか見えないので、描かれる場所がわからないのです。
ワクワクして待っていたら、丁度自分から見て電線のある場所に描かれ始めたので、慌てて移動してなんとか遮るものがない所で見届けることができました。
最初にゆっくりと円を描き、優しいたれ目の笑った目をかいて、大きく口角をあげたお口が描かれ…。
これはまさに誰が見ても優しい笑顔のにこちゃんマーク。
飛行機を操縦しながらこれが描けるなんて！職人技以外のなんでもありません。
素晴らしい操縦技術です！
描かれた笑顔はゆっくりと空に溶けていきました。
全て見えなくなるまで空を見上げていた時、久々に長い時間空を眺めたなぁと気付き、見終わった後はとても明るい気持ちになりました。
この日、新潟県の各地で空を見上げた人の多くが優しい笑顔になったことでしょう。
素敵な企画をありがとうございました！
私が見た優しい笑顔が空に描かれるまでを動画に収めてYouTubeにアップしたので、もしよろしければご覧ください。
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