最後になるかもしれない夏の佐渡への帰省

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7月25日㈰から8月12日㈭まで実家のある佐渡に帰省しておりました。

佐渡と長岡は同じ県内ではありますが、いざ帰省するには長岡から新潟までにもある程度の距離があったり船の時間などもあって結構大変だったのですが、この度、両親が実家を手放して島から出て新たな生活をする決意をしました。

両親の年齢は2人共前期高齢者に該当する年齢です。

その年になって新たな土地で一から生活をしようと思うのは相当な覚悟だと思うので、これから私もしっかりサポートをしていこうと思っております。

両親が次に住む場所はだいたい決まっており、私の住む家から車で45分くらいの所にある中古一軒家です。近すぎず遠すぎない良い塩梅の距離。

色々と話し合った結果、今の家は引っ越しが終わり次第売却することになりました。

貸家にするという考えもありましたが、なにかあってもすぐ行ける距離ではありませんし、所有者の親としては「すべてリセットして新たにスタートしたい」という気持ちらしいので、その想いを尊重して少しでも高く売れるように協力したいと思います。

実家の不用品の大処分

それで私が佐渡に帰っているこの機会に一家で断捨離をすることになり、納屋の中にぶち込んでいた不要な物を売ったりクリーンセンターに持って行くという作業を行いました。

私も自分の部屋の物を9割捨てたり売ったのですが。本や雑貨などは意外と売れて、オフハウスとブックオフで合わせて数千円のお小遣いをゲット!

たまにしか帰らないのに長年無駄に場所を取っていて申し訳なかったと反省しました。

今回出たごみの量を見て、不要なものを溜め込んでいるとやがて家がゴミ屋敷になってしまう未来が見えたので、「いつか使うかも」という物は今度からさっさと捨てることにします。

・・・

佐渡にはクリーンセンターが三か所あり、その中の両津クリーンセンターに持ち込みをしたのですが、計量台で止まらない車が多いのか、佐渡弁で切実にお願いが書いてありました( ≧∀≦)

正確な佐渡弁で言うと「たのむ 止まってくれぇっちゃぁ」になります

実は佐渡に帰る二日前にも長岡wayさん主催の残置物撤去祭に参加していたので、なんだか長岡でも佐渡でも残置物処理をしているなぁ(;^ω^)。という印象。

家の片づけ意外に何をしていたかというと、子供を連れて海へ行って泳いだり、自宅の広い庭で虫取りをしたり、米寿の祖母に会いに行ったり、畑の野菜を収穫したり、親戚の子が来て一緒にマリオカートや太鼓の達人で遊んだり、なんとなく観光地までドライブをしたり、夜は家の前で花火をしたりと、子どもと一緒に田舎の夏を満喫しておりました。

この夏立ち寄った佐渡のおすすめスポット

ここで、この夏私が立ち寄った佐渡のお勧めスポットをいくつかご紹介します。

佐渡金山の売店

ここは私が帰省する度に行く場所です。

佐渡金山は佐渡を代表する観光地の一つで、坑道の見学は有料なのですが、売店は外から無料で入れてお土産だけ購入することができます。

ここにしか売っていないお土産も多数存在し、私はいつもここで金塊ティッシュを仕入れており、不動産関係でお世話になる人に名刺代わりに配っています。

今回も一人で15箱買いました。

これは、私が「金運が上がるアイテム」と勝手に言ってお渡ししているのですが、実際、私がこの金塊ティッシュをあげた人達は良い物件を買えたり、融資が通ったり、希望の土地で物件を取得できたり、家賃値上げして入居者が決まったり、二軒続けて入居決定したりと効果抜群です。

私はいつも金塊ティッシュを渡す時には「この人に幸運がおとずれますように」と願ってお渡ししているので、きっと私のおかげだと思います。はい。

それに、こういう物は自分自身の幸運の為に買ってもご利益はなさそうだし…。

配ってばかりで頂いていないので、どなたか佐渡金山に行くことがあれば私にも一箱お土産でください(;^ω^)

ちなみに、有料の佐渡金山の坑道には今まで7、8回くらいは行ったことがあります。

坑道は2種類のコースがあり、江戸時代の採掘の様子がわかる「宗太夫坑そうだゆうこう江戸金山絵巻コース」と、近代化された明治時代の産業遺産群や道游の割戸が間近で見られる「道遊坑どうゆうこう明治官営鉱山コース」があります。

初めて行くのであれば「宗太夫坑そうだゆうこう江戸金山絵巻コース」がおすすめです。

坑道内には「なじみの女に会いてぇ」とぼやく鉱山夫さんがここのアイドルとして君臨しています。

彼と写真を撮るともしかしたら後ろに何か映るかもしれませんよ( *´艸`)?

北沢浮遊選鉱場跡

かなり巨大な遺跡です。

ここは佐渡金山で採掘された鉱石などを処理する場所で、かつては「東洋一」と言われた設備の浮遊選鉱場跡です。

遺跡の雰囲気などが宮崎駿監督のアニメ「天空の城ラピュタ」と似ているということから、近年は観光客が増えていて、コスプレイベントなども行われています。

左側のコロッセオの様な建造物はシックナー(泥鉱濃縮装置)です。

実はこんなに有名になる前は、打ちっぱなしのゴルフ場になっていたのを知っている人は意外と少ないらしい。世界遺産になるかもしれない価値のある場所なのにそんな使い方をしている佐渡のゆるさ(笑)

現在は島をあげて世界遺産登録を目指していて、この時期は夜行くとライトアップイベントが催されており、昼間とは違った幻想的な雰囲気の北沢浮遊選鉱場跡を見ることができます。

2019年に撮影したライトアップの様子の動画を公開しておりますので、興味がある方はご覧ください。

北沢浮遊選鉱場後のライトアップの動画

ここは無料で見学できますし、写真や動画も撮り放題なのでぜひ一度足を運んでみてほしい場所の一つです。(世界遺産登録されたら有料になるかもしれませんが…)

田んぼアート

8月1日の様子

佐渡市新穂・青木のトキロードでは毎年田んぼアートが行われています。

ここは昨年も見に行きました。昨年はトキと道遊の割戸や小判などが描かれた佐渡らしい画となっておりました。

2020年の田んぼアートの記事

2020年の田んぼアートの動画

今年は例年と趣が違って佐渡感が控えめになっており、のどかな田舎で農作業をするおばさんとおじさんという画でした。

これは「GIAHS認定 10周年を迎えた佐渡の農業」というテーマで一般からデザインを募集して採用されたデザインです。

来年度もデザインを募集するならコンペに応募してみようかな(^ω^)

佐渡の田んぼアートは五種類の稲で色のコントラストを出して描いているのですが、角度やなども計算されて植えられているので毎回思いますが素晴らしい技術です。細かい場所は稲を植えるのも結構大変だと思います。

今年も自分の目で見ることができて良かった(^^)

実は今年のデザインの女性は、うちのおばあちゃんをモデルにしたのかな?というくらい似ています(笑)

佐和田の海

佐和田は佐渡で一番栄えている場所と言っても過言ではないほど色々な店舗が集まっていて、電気屋さん、薬局、飲食店のチェーン店もたくさんあるので、この辺りに来ればだいたいの物は揃います。

そんな佐和田の海は遠浅でキレイなのでファミリーから絶大な支持のある海水浴場となっており、綺麗に整備された長い海沿いをドライブしたり、のんびりと海を見ながら散歩もできるので老若男女問わず人気の場所です。

またこの海水浴場は夏は花火大会の会場になったり、国際トライアスロンや佐渡ロングライドなど、様々なイベントでも活用されています。

佐和田の海に限らず佐渡の海はどこも透明度が高くてきれいですしし、色んな魚がそのあたりにたくさんいるので、海水浴、釣り、スキューバダイビングなどのレジャーに佐渡は持って来いの島です。

佐和田の海岸線にある桟橋は写真スポットとしても有名なので、訪れた際は一枚撮ってみてください。

トキの森公園のエダマメソフト

佐渡市新穂にあるトキの森公園には佐渡のローカルスイーツ「エダマメソフト」が売っています。

このソフトクリームは佐渡産の枝豆が練りこまれていて、枝豆の風味が絶妙で自信を持ってお勧めできるソフトクリームです。

トキの森公園では絶滅危惧種であるトキを飼育しており、生でトキの姿を見ることができる施設です。その他にも展示物などでトキの生態や繁殖、トキとの共生についてもわかりやすく学ぶことができます。

施設に入るには入館料が必要ですが、エダマメソフトは外の駐車場のすぐわきにある売店で販売しており、エダマメソフトを食べる為だけに来る人もいるくらい人気のスイーツです。(私もその一人)

ちなみに私の実家は少し山に入ったところにあり、野生復帰したトキを毎日のように見ることができる環境なので、ここの施設内には遊びに来てくれたお客さんを案内する時にしか入ることはありません。

売店から道を挟んですぐの所には「トキポスト」もあり、通常のポストと同じように利用することができます。

トキポストを見ながらエダマメソフトを食べると「あぁ、佐渡に帰って来たなぁ」と感じます。

ぜひ、佐渡に来た際はエダマメソフトを召し上がってみてください。

最後の佐渡の夏?

私の両親は来年の春頃に引っ越しを考えており、その為の準備を着々と進めています。

私は佐渡で生れて長年佐渡で暮らしてきたのですが、来年はもう佐渡には来ないかもしれないと思ったら、感慨深い佐渡の夏になりました。

今になるとやり残したことはたくさんありますが、同じ県内ですし行こうと思えばいつでも行けるはずなので、今後も機会をうかがって佐渡に行こうと思います。

両親がいるうちに、あと一回は佐渡に行きたいなぁ。

佐渡にまだ行ったことがない人は、コロナが落ち着いてからでもいいので、ぜひ一度観光に行ってみてください。

きっと素敵な思い出ができるはずです。

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