和ごはんcafe えにし 受け継がれるログハウス(長岡市)

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近年よく耳にする空き家問題。
私の住む地方でも、空き家をリノベーションして店舗や新しい交流の場に生まれ変わらせる取り組みを見聞きするようになりました。
古い建物に新しい命が吹き込まれ、街が明るくなっていく様子を見るたびに、応援したい気持ちが高まります。
そんな思いから、時々こうしたリノベーションされたお店を訪れるようになりました。
「元はどんな間取りで、どんなふうに使われていたんだろう?」
そんな想像を楽しみながら美味しいお料理を味わい、建物の個性をどう活かして生まれ変わらせたのか、その工夫に触れる時間と、自分たちの物件づくりのヒントを楽しみながら見つけていきたいです。
この記事が、誰かとお店をつなぐ小さなきっかけになれば嬉しいです。

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第2回となる今回は、長岡市中沢にある「和ごはんcafe えにし」さんを訪れました。
閑静な住宅街に佇む立派なログハウス。

一見すると洋風な建物ですが、入り口には力強い「和」の看板とのぼりが掲げられていて、そのギャップに期待が高まります。

前回の再生カフェ訪問記の記事はこちら↓

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ブログをお読みいただく皆様へ

この記事は、私や一緒に出かけた人が、その場で感じたことや膨らませた想像を綴った個人的な「訪問記」です。 正確な情報を紹介するものではなく、あくまで私たちの主観による感想ですので、読み物として楽しんでいただければ幸いです。 なお、掲載している内容は訪問時のものです。最新の情報は、ぜひお店のHPやSNS等で直接ご確認の上、お出かけください。 また、個人的な記録のため、お店の詳細についてこちらで質問をいただきましても、お答えいたしかねますことをご了承ください。

喫茶からハンドメイド雑貨、整体、そしてカフェへ。受け継がれる建物

この建物は、調べたところ実は15年以上前からこの場所で役割を変えながら愛され続けてきた「履歴」があります。

  • 喫茶 カントリー童夢(〜2009年頃):カワイイ雑貨が並び、美味しい手作りケーキの木の温もりあふれる憩いの喫茶店。
  • 雑貨・アロマの時代(2010〜2017年):子供服やハンドメイド雑貨、アロマサロンが集う、子どもの笑顔と癒しの場所。
  • 整体院(2018〜2022年):「健心館 心美」として心身を整える場所。

Googleストリートビューで過去を遡ると、時代ごとに異なるお店として活用されてきたことが分かります。

こうした「建物の記憶」を大切にしながら、ログハウスの外観は生かしたまま2025年7月、現在の和カフェとして新たな命が吹き込まれました。

木の温もりに包まれる、開放的な空間

入口から入ってすぐ上には大きな吹き抜けがあり、晴れた日は天窓から差し込む光が室内を照らすだろうと思いました。

店内は外の寒さを忘れさせてくれるような温かみのある空間が広がっていました。

窓際の席に座ったのですが、重厚な木枠の窓のおかげか、外の雪景色を忘れるほど冷気を感じず快適に過ごすことができました。

お手洗いのドアには着物姿の男女が描かれた和風のサインがあったり、テーブルの角に店名のロゴが施されていたりと、木のぬくもり溢れるアメリカンカントリーの空間の中に「和」のこだわりが静かに溶け込んでいます。

注文したメニュー:贅沢えにし御膳(松)

私たちは、一日限定10食の「贅沢えにし御膳(松)」をいただきました。

この日は、脂の乗ったブリのお刺身に、ふっくら焼かれた鮭。

多品目の小鉢が並ぶお膳は、視覚的にも満足度が高く、身体の中から整っていくようなお味です。 これを見た先輩は一言、 「これは女子が好きなやつだね。ヘルシー!」 と太鼓判。

実際、私たちのすぐ後に、予約をしていたマダムたちのグループも来店され、店内は華やかな女子会の雰囲気で賑わっていました。

先輩は、スマホを使った最新の注文システムを見て「今風だね」と言い、スマートに注文してくれました。

機械音痴な私ならもたついてしまいそうなところ、その手慣れた様子と店内の細やかなこだわりへの気づきも含めて頼りがいがあります。

お店のポイント

和食店ですが、店内は「和一色」ではなく、ログハウスの木の温かみが主役。

トイレのドアには男女がわかるように着物姿の男女がそれぞれデザインされていて細部に「和」のこだわりを感じました。

客席の中央には、中心から放射状にいくつものラインが伸びたスプートニクシャンデリアランプ(まるで花火がパッと開いたような形の照明)が目を引きます。

木のぬくもりあふれるログハウスの天井に、丸いランプとシャープな黒のラインが良いアクセントになっていました。

このお店の特徴を図でまとめてみました。

建物のポイント

入口の前には雨除けの庇と緩い傾斜のスロープが増築されていて、雨や雪の日でも利用しやすく、年配の人や車いすの人にも配慮を感じられるリノベーションだと感じました。

急勾配の屋根から落ちた大きな雪山は長岡の冬の風景。

天窓からの自然光が店内を優しく照らしていました。

この建物の特徴を図でまとめてみました。

まとめ

「縁(えにし)」という店名の通り、長年続く建物の歴史と、新しい「和」のコンセプトが心地よく結ばれた空間でした。

手間暇かかった多品目のお料理には、作り手の「長く愛されたい」という想いが詰まっているように感じます。

こうした素敵な再生物件が地域に根付いていくのは嬉しい限りです。

今回もご馳走してくださった先輩に感謝しつつ、またゆっくりとこの木のぬくもりに癒やされに訪れたいと思います。

ごちそうさまでした。

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