佐渡市では減農薬などでトキの餌となる生物を育む市認証米「朱鷺と暮らす郷(さと)」をPRしようと生産農家と市が2017年から毎年トキロードの近くで田んぼアートを企画しています。
今年の田んぼアートは、約30アールの水田に佐渡金銀山のシンボル「道遊の割戸」や小判があふれる千両箱と、翼を広げるトキの絵柄のデザインで、5色の稲で見事に表現されています。
また、新型コロナウイルスの影響下でも無事に稲作ができることを喜び、『感謝』の文字も施されてありました。
右側に『感謝』の文字が見えます
友人にお願いして稲を植えた後の6月上旬と、7月末、9月の上旬に同じ場所から写真を撮影してもらい、編集して動画にしました。
季節ごとの稲の生育やデザインの移り変わりがわかり、なかなか面白い動画になったと思います。
私も、7月下旬に二度ほど足を運び、自分の目で見てみましたが圧巻でした。
田んぼアートがより見やすいように土手の上に設置されているビューポイントからは、美しい田んぼアートだけでなく、広々とした国仲平野と金北山が見えてとても清々しく感じました。
7月下旬に私が観に行ったの時の田んぼアート
土手の上からは見晴らしがよく、他に人もいなかったのでマスクを外して深呼吸をしたら、とても気持ちが良く晴れやかな気持ちになりました。
毎年、この田んぼアートの作成の際は、田植え交流会として高校生や一般市民がボランティアとして手伝いをしていたのですが、今年は新型コロナウイルス感染予防対策の為に中止され、田植えは佐渡市職員、佐渡市地域おこし協力隊、佐渡を世界遺産にする会の皆さんで植えられたそうです。
複雑なデザインの為、田んぼアートの田植えは全て手植えで行われ、佐渡市長も参戦され例年よりも少人数で力を合わせて作られた傑作です。
コロナの影響で佐渡市もイベントはことごとく中止になりましたが、この田んぼアートだけは継続してくれたことは市民の気持ちを明るくしてくれたことでしょう。
田んぼアートを今年も実行してくれて『感謝』です。
これからもずっと佐渡市の田んぼアートを継続して、多くの人を笑顔にしてもらいたいと思いました。
田んぼアートの見頃は7月中旬から8月いっぱいのようですが、10月の刈り取りまで見る事はできるそうです。
佐渡市 田んぼアート2020の移り変わりの動画はこちら↓
コメント