燕市 酒呑童子行列に行ってきました

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日本三大妖怪 最強の鬼である酒呑童子が生まれたという伝説のある燕市で、毎年、酒呑童子や赤・青・黄の三鬼、そして妖怪たちが人々の願いをかなえる為に練り歩く『越後くがみ山 酒呑童子行列』が開催されています。

今年は新型コロナウイルス感染予防対策の為、三日間に分けてイベントが行われていて、9月最後の日曜日であるこの日はイベント最終日であり、一番のメインとなる酒呑童子や鬼達が現れて国上山の酒呑童子神社まで練り歩くというイベントが道の駅国上で行われました。

酒呑童子達が行列になり歩くのは13時からだったので、私は12時に現地に着き、一足先に神社へ行って参拝をしました。(この後、鬼達と歩いて行くのだろうけど、落ち着いて参拝したかったので)

酒呑童子神社は縁結びの神社として酒呑童子をお祀りしていて、奥には小さめですが五重の塔もありました。

酒呑童子神社はイベント会場からは歩いて5~10分くらい離れているのですが、神社の境内に中では今回のイベントの関係者の方が、神社にテントを張っていて今回のイベントの事和やかに話していました。

お邪魔になると悪いと思い、参拝だけして引き返そうとした時に、受付?の女性から「お神酒をいかがですか?」と勧めてもらいました。

「また後で(行列の時に)来ますので、大丈夫です。ありがとうございます。」とお答えして後にしました。

行列の時にもう一度神社に行った時は人が多すぎて近づけなかったので、それっきりでしたが、声を掛けていただき嬉しく思いました。ありがとうございます。

参拝していた時は結構雨が降っており、今日の酒呑童子行列は中止になるかもしれないと思っていましたが、イベント会場の本部テントにいた主催者の進行役?の方にお伺いしてみたら、「

これから雲が流れて雨が止むと思うので、酒呑童子行列はやります!」と教えてくださいました。

その言葉の通り、鬼たちが登場する直前に急に晴れて無事に開催されました。鬼パワー恐るべしです。

始まる少し前に会場には鬼たちが続々と表れて、ソーシャルディスタンスをとりながらの写真撮影タイムが設けられました。

鬼たちは衣装やメイクがかっこよくて、妖怪たちもユニークな動きで会場を盛り上げていました。通常の鬼たちは写真をお願いした時はポーズをとってくださったのですが、酒呑童子はただ立っているだけで風格があり、一緒に写真を…と声を掛けるのも憚られるようなオーラがあり、最初は誰も一緒に写真は撮らずに、酒呑童子様だけの写真をパシャパシャ撮っていました。でも最終的には子供と一緒の写真を撮らせてもらいました(笑)

今年の酒呑童子の顔は今までになくイケメンで、他の鬼たちもすごくカッコよかったです。三鬼たちは燕市で有名な洋食器、スプーン、フォーク、ナイフを象った武器を持っていて、ものづくりで有名な燕らしい演出だと思いました。

13時になったら、鬼たちが勢ぞろいして、酒呑童子、赤鬼、青鬼、黄鬼の順で今日の意気込みと口上が述べられ、その後、国上寺住職による心願成就のご祈祷が行われました。

その後出発し、酒呑童子は赤・青・黄の三鬼だけでなくそのお供と京都から来てくれた妖怪三体も従えて堂々とゆっくり練り歩きました。

今までは道の駅から酒呑童子神社までの一本道の道路通って歩いていたかもしれないのですが、今年は施設の中を通り、広い公園内を歩いて神社まで歩いていました。これもソーシャルディスタンスを保つためなのかな?

公園内でも写真撮影タイムがあり、一行が神社に着いたら広い芝生の所に集まり、ここでもまた写真撮影タイムを設けていました。ここで撮られた写真が来年のイベントのパンフレットに使われたりするのでしょうね。

写真撮影タイムが終わったら、その場にいる全員で神社に向かってその場で二礼二拍手一礼をして参拝をしました。

今年は新型コロナウイルスが猛威を振るったせいで、様々なイベントが中止になった中、酒呑童子行列は開催され、多くの人がイベントに参加して楽しむことができました。

酒呑童子達はここに集った人々の願いを叶える為に酒呑童子行列として歩いてくれれているので、本当にありがたいと思いました。行列に参加した人たちの願いは叶ったのでしょうか?

最後、道の駅へ戻ってきた鬼たちは子供たちにお菓子を配ってくれました。

包装紙にまで気を配られていることに関心しました。多くの人がずっと前からこの日の為に準備をしてきたのでしょう。来場者を楽しませたいという想いが随所に感じられました。

子供も大人もとても楽しめたイベントでしたし、今度はゆっくりと酒呑童子神社に家族で参拝をしたいと思いました。

ちなみに今回の酒呑童子行列の様子も動画にしたので、よろしければ観てみてください。

越後くがみ山 酒呑童子行列2020

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